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武田信玄 (NHK大河ドラマ) : ミニ英和和英辞書
武田信玄 (NHK大河ドラマ)[たけだしんげん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [まこと, しん]
  1. (adv,n) truth 2. faith 3. fidelity 4. sincerity 5. trust 6. confidence 7. reliance 8. devotion 
大河 : [たいが]
 【名詞】 1. river 2. stream 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
ラマ : [らま]
 【名詞】 1. (1) (Dalai) Lama 2. (2) llama 3. (P), (n) (1) (Dalai) Lama/(2) llama

武田信玄 (NHK大河ドラマ) : ウィキペディア日本語版
武田信玄 (NHK大河ドラマ)[たけだしんげん]


武田信玄』(たけだしんげん)は、NHK1988年1月10日から12月18日に放送した第26作目の大河ドラマ。全50回。主演は中井貴一
== 作品内容と特徴 ==
甲斐の戦国大名である武田信玄(晴信)が主人公。
原作は新田次郎の歴史小説の『武田信玄』と『武田三代』。新田次郎小説の大河ドラマ化はこれが初めて。脚本家田向正健が担当した。前年の『独眼竜政宗』に続いて広義の戦国時代を扱った作品である。武田信玄が主要登場人物として登場する大河ドラマには、上杉謙信を主人公にした1969年の『天と地と』、武田家の「軍師」とされる山本勘助を主人公にした2007年の『風林火山』がある。
平均視聴率は初回視聴率42.5%、最高視聴率49.2%、平均視聴率39.2%である〔ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ 〕。
信玄の母・大井夫人若尾文子)が、自分の息子が後世で誤解されていることが多いため、我が子の名誉のために真実を物語る、という体裁を全話一貫してとっている。そのため、本編のナレーションも大井夫人役の若尾が兼ねている。最終回および一部の回をのぞいて、各放送回とも大井夫人の「今宵はここまでに致しとうござりまする」というセリフによって締めくくられ、この年の流行語大賞に選ばれた。本編で大井夫人が死んだ時には、半透明のカメラワークで魂となって我が子晴信を見守るという演出が行われ、ナレーションはそのまま次回以降も続行した。
この作品には主演の中井貴一は本作が大河ドラマ初出演。当初、信玄役には松平健が予定されており、また役所広司も候補に挙がっていた。中井はもともと脇役としてオファーを受けていたため、主役に抜擢されたことに驚いたことや前年の『独眼竜政宗』の大成功から来るプレッシャーなどが大きかったこと、自分の顔が従来の信玄の肖像画とは大きく違うことなどに戸惑いを感じたことを当時の思い出として語っている。また、本作で信玄を演じてからは武田信玄について聞かれると自分のことのように思えるという。〔時代劇専門チャンネルでの放送開始記念インタビュー及び、「川中島血戦」放送直前インタビューでの中井のコメントより〕当時、中井と脚本の田向正健の間では大きな葛藤があり、中井は「演技を否定されるのならば自分の努力でなんとかやりようもあるが、人間的に否定されるようなところがあって、撮影中ずっと悩み続けた」と語っている。中井にとってとても試練の多い1年3か月であったという〔『NHK大河ドラマ大全』NHK出版 26-29頁 「中井貴一インタビュー」より〕。
比較的早期にクランクアップとなった板垣信方役の菅原文太は中井に「今日から俺は視聴者として『武田信玄』の一番のファンになる。これはお前の番組だ。どんなわがままをいってもいいんだ。撮影には来ないけれど、ファンとして俺が見てるってこと忘れないでくれ」とエールを送っている。中井はそんな菅原をはじめとする諸先輩が自分を盛り立ててくれたことに非常に感謝している〔。
本作ではオープニングや合戦シーンで、多数の騎馬武者が登場し、迫力ある合戦シーンを作り上げている。劇中に何度か登場する武田騎馬隊の隊列は馬70頭を集め撮影された。本作のため、舞台の山梨県では小淵沢町(現北杜市)にオープンセットが建設されるほどの力の入れようだった。騎馬シーンについては小淵沢町にある乗馬クラブ、山梨県馬術連盟が全面協力している。ただし馬を過度に酷使する撮影手法には馬の専門筋から否定的な見方もあったようで、『太平記』で乗馬指導にあたることになった日馬伸は足利市からオファーをもらった当初、自分は馬の立場から物を考える人間であり、『武田信玄』のように馬の酷使をするような大河ドラマの仕事には乗り気でなかったと述べている〔NHK大河ドラマ・ストーリー「太平記」(日本放送協会出版、1991年) p208-209、日馬のインタビューより。このインタビューで「ドラマの成功より馬が故障なく無事に役を終えることに全霊をかけたい」と述べた日馬であったが、太平記の後にも『炎立つ』や『秀吉』などでも乗馬指導として大河ドラマに参加している。〕。
最初にタイトル文字を担当した海老原哲弥の受賞経歴の詐称問題により、NHKアート出身の書家である渡辺裕英(ゆうえい)が作成したものに変更されたため、第3回までと第4回以降では違うものが使用されている〔()〕。
本編前にはアバンタイトルがあった。時には俳優やスタッフのインタビューなど本編と関係の無い内容もあり、中でも音楽を担当した作曲家山本直純のインタビューが取り上げられた時には、最後に山本が「テーマM1(オープニングの主題曲のこと)!」とカメラに向かって声をかけてオープニングタイトルが始まるという異色の演出も見られた(第10回)。
コーエー歴史シミュレーションゲーム信長の野望シリーズ」に与えた影響は大きいといわれ、ゲーム内の武将の顔グラフィックスは本作品登場の俳優に酷似しているものが多い(高坂昌信武田信廉真田幸隆など)。『信長の野望・戦国群雄伝』のゲーム終了時の表示「今宵はここまでに致しとうござりまする」も大河ドラマ終了時そのままのセリフである。月刊誌『サイゾー』2008年2月号のインタビューでの「大河ドラマの役者にゲームのビジュアルが影響されることはあるか」という問いに対し、同社の社員は「ユーザーのイメージが変わらない限りはほとんどない」と答えている。また、信玄に関しては前述の通り一般的なイメージと異なるため、中井には似せてはいない。
2013年11月30日までNHKオンデマンドで配信されていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「武田信玄 (NHK大河ドラマ)」の詳細全文を読む




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